こんにちは、motiです。
今回は私が実際に体験した職業のなかでHSPの私に向かなかった職業と向いていたと思った職業についてご紹介していきたいと思います。
向いてなかった職業
工場での軽作業
私が一番絶望を感じた職場でもあります。
基本的にはベルトコンベヤの上に乗って出てくる野菜を検品するという作業でした。
その工場では7回の研修があり、その間は正社員の方が
研修中の2人~3人に付きっ切りでずっと面倒を見てくれます。
HSPの方ならもうお分かり頂けたでしょう。
ずっと監視されているのがつらい。
もちろん正社員の方がずーっと四六時中一緒にいるわけではありません。
しかし検品をしている途中に「これは残して」「それは取りすぎ」と
背後からずっと言われ続け、私はびくびくしながら仕事をしました。
これがとんでもないストレスでした…。
加えて私の前に立って仕事を真面目にしていた
同じ時期に入った研修生の男性が正社員に怒鳴られているのを
目の前で聞いてしまって私の心はもうズタズタでした。
自分が怒られているわけでもないのにゴーグルの下で泣いてました。
今ここで辞めます。っていいたいけど迷惑がかかる…。今日の仕事終わったらすぐに辞めよう。
家に帰ってから少し冷静になって、
- 「でもすぐ辞めるのは迷惑なんじゃないか?」
- 「でもあんな環境では働けないし働きたくない」
のせめぎあいをしばらくして、結局辞めますと電話することになりました。
HSPの苦手な職業の中に工業勤務があるのがものすごく理解できます。
工業は場所や時間にもよりますが
- 大声で支持を出す。
- 大声で注意する。
- 機械の音が大きい。
などHSPの私にはつらすぎる場所でした。
なんで苦手なのにそこにしたの?と思われると思いますが、
その時は私自身がHSPなんて言葉を全く知らなかったというのが理由です。
これを知らずにいろんな職場でつらい経験をしているという方も
実際多いんじゃないかなと思いました。
そんなこんなで工場勤務はHSPの私には向かない。という実体験でした。
向いている職業
フリーランス
これは圧倒的にフリーランスです。
私が今している絵の仕事なんかもそうです。
- 自分のペースで仕事ができる
- 誰かに見られながら作業する必要がない
- 失敗しても落ち着いて立て直せる
- 人との関わりが少ない
- 普通の職場と違って人間関係にワンクッション置ける
- よほどのことがなければ怒鳴られない
という点が大きいです。
私の場合は、
- 「怒鳴られる・大きな音に敏感」
- 「大勢の前で注意される」
- 「監視されているとものすごく緊張してミスをしやすい」
- 「他人が怒られているのを見てとんでもなく辛くなる」
などが苦手なこととしてあるので、
誰の目にも触れない場所での作業はとても楽で快適です。
何か間違いがあったとしても直接眼前で言われるのと、
メールを通して言われるのとでは私の場合、感じ方に雲泥の差があります。
「いったん落ち着いて。」ができる環境が安心できる。
人との間にメールなどのワンクッションがあることによって
自分の気持ちをいったん落ち着けて冷静になってから修正ができる
というのもフリーランスのいいところだと思います。
一人で行える清掃業務
これは一人で行えるものに限ります。他に人がいる清掃業務を選んでしまうと
同僚の気分にあわせないと…。
仕事が遅いと思われていないだろうか?
足をひっぱっていないだろうか?
監視されてる気持ちになる…。
という風に感じてしまうためです。
私が行ったのは清掃員の欠員が出たので代わりに出勤するといった内容でした。
何か月も続けて勤務しつづけたわけではありませんでしたが、
その職場は個人的にとてもよかったです。
お給料は最低賃金でしたが、引っ越してなかったら続けていたと思います。
仕事の内容はゴミ拾いや駐車場の清掃が主でした。
時々思いものも運びましたが監視がない分気持ちがとても楽でした。
小さいことも気になる性分でもあるので、
小さいゴミや汚れがあると「細部までしっかり掃除しないと」思えるのはHSPでよかった点でもあると思います。
細かいことが気になるHSPの私に向いた職業だと感じました。
まとめ
今回はHSPの私が体験した職業の中で、
向かない職業と向いている職業をご紹介しました。
向いていない職業
- 工場での軽作業
向いている職業
- フリーランス・在宅ワーク
- 一人で行える清掃
働かなければ生きていけないこの世の中で
HSPが苦しまない職場選びはとても重要だと思います。
こうして実際に体験した職業について書いてきましたが、
いいところは少ししか書けなくて、
よくない職場がたくさん書けるというのが
どれだけ悪い思い出が心に残り続けるのかを物語っていると思います。
これは私だけかもしれませんが、
過去にあったことを思い出すだけでつらすぎて泣けてきたりする時があります。
今でも上で紹介した工場での出来事が頭から離れず
思い出すだけでも涙が出てくるくらいです。
忘れようとしてもふと頭をよぎったりもします。
そんなつらい思い出を作らないためにも
- 「HSPの方には職場選びは慎重に行う」
- 「合わない時はすぐに辞める」
ことをおすすめします。
職場の見学などがある場合は一度その場所に行ってみて、
実際に仕事をしている従業員さんたちの表情や、話し方などを観察したり、
現場の雰囲気を感じてみるといいと思います。
とはいってもそういった見学を行っている職場はそんなに多くはないと思います。
もしかすると見学に行った時はいい雰囲気でも
実際に働いてみると全然違ったりもするかもしれません。
結局は一度働いてみないと現場の雰囲気というのはわからないものです。
そのため、その職場で実際に働いてみてとんでもなくつらいことがあったら、
- 「その時はすぐに辞めて次の職場を探せばいい。」
という風に始めから考えておくと気分がちょっとは楽になります。
仕事はいくらでもあるという風に考えて、次に目を向けるようにしましょう。