今回は映画「ミッドサマー」を観に行った感想です。
※ネタバレがあるので、ご注意ください。
箇条書きの感想
- 最初の電話の音にビビる
- 車から空への反転で酔う
- ダニーの泣き出し方が自分に似ててこっちも泣けてくる
- ずっと画面が明るいのかなと思ってたけどちょっとだけ暗い画面の時もある
- 現地に到着してから即薬でうわってなる
- ホルガの女性達が美人すぎて魅了される
- 洋服がかわいい
- 飛び降りシーンの足のちぎれ具合とか音がリアルでぞわっとする
- 頭が砕けるシーンはちょっとゴムっぽくて安心できた
- 飛び降りたのをみてショックを受ける2組のカップルの対応の差で心の距離ってこういう風に開いていくんだなと思わされる
- サブリミナル頭部粉砕
- モザイクで笑ってしまうという意見がTwitterであったけど、私は見られながらしてる時点で内心ギャグかなと思ってしまった
- 熊さんに彼氏が食べられる系の展開かなと思ってたらがっつり融合させられてて想像の上を行くなと思った
- お目目にお花の人の体みて、アニメのPSYCHO-PASSを思い出した。(肺が動いていたのでPSYCHO-PASSとは違ってまだ生きてるのがもっとえぐいところ)
- ダンスのシーンは見てて楽しかったけどちょっと酔う
- スウェーデン語話せてる!ってシーンが微笑ましい
- 最初の方のシーンからわかってたけどダニーの女優さんの演技がすごい
- 「イチイの薬効いてないやん」と内心つっこんでしまった
- 最後のホルガの人達、泣いているのか笑っているのか見分けがつかなかったたぶん泣いてた?
- ダニーの最後複雑な表情からにんまりした笑顔でちょっと満たされた
ざざっと箇条書きにしてみました。
全体的に彼氏のクリスチャンの空気の読めなさというか、
クズさが多めに書かれていて、
そりゃ最後にクリスチャン選ぶよねしょうがないと思ってしまいました。
ダニーを気遣わず、論文のテーマをパクる。
そして最後の浮気でもう女性にクリスチャンの味方って
絶対いないだろうなと思いました。
ダニーにケーキを差し出して蝋燭に火がなかなかつかないシーンとかも
無茶苦茶落ち込んでる彼女の気持ちを晴らすためにも
事前に火が付くかくらいは確かめとけ!
とイライラした人もいるんじゃないでしょうか。
それをみるダニーのなんとも言えない表情がまた…。
もし誰よりも先に彼女の誕生日を祝っていたら、
火がつかないなんてことは気にならないくらい
ダニーは喜んだんじゃないかなと思ったり…。
ペレの暗躍具合がじわじわとダニーを精神的に追い詰めていく感じがすごかったです。
ダニー役のフローレンス・ピューさんの演技
ダニー役のフローレンス・ピューさんの
泣く演技のリアルさにHSPな私は映画の序盤から貰い泣きしてしまいました。
声を押し殺して最初は泣かないようにと我慢するんですが、
押し殺そうとしても嗚咽が出てきてしまう感じのリアルさが本当に心にきました。
泣いているシーンだけではなく、
誕生日を忘れられていると考えているシーンや、
彼氏のクリスチャンの浮気を目撃するシーンなども必見だと思います。
美しい女優さんたち
私がすごく美しい綺麗だなと思った女優さんが2人いて、
その二人の紹介をちょっとしておきます。
マヤ役のイザベル・グリルさん
クリスチャンに惚れてる少女マヤ役のイザベル・グリルさん。
スウェーデンの女優さんです。
もうなんていうか美しいってこういう人のことを指すんだろうなっていう美しさですよね。
肌がきれいとか、身長が体重がとかいうよりも雰囲気というかオーラというか
なにもかもが美しい以外の言葉が見つからない女性だと思います。
調べたらInstagramをやっているみたいですぐにフォローしました。
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ウラ役のLiv Mjönesさん
▲ティザー予告のサムネのこの女性です。
最後にクリスチャンの瞼を開いた女性ウラ役Liv Mjönesさん。
スウェーデンの女優さんです。
名前のカタカナ表記がネットに見つからなくてそのまま記載します。
ティザー予告で見た時「うわ…なんて美しい人なんだ。」と思ったのを覚えています。
最悪映画が面白くなくてもこの人を見れるだけで幸せなんじゃないかと
思ってしまうほど美しい人です。
正直面白くなかったとしても1200円払ってこの方が見れたならもう本望と思えるくらい私は彼女のファンになりました。
他にも映画に出てるみたいなので、レンタル出来たら見てみたいなと思います。
Wikipediaのページはあったんですが翻訳されていなくて、
Google翻訳で見たのですが、外部リンクにTwitterもInstagramもなかったので、
SNSはやっていない人なのかなと思いました。
写真集があったら買いたい人私の中でナンバーワンです。
疑問に感じた点
ペレがダニーの家族を殺害したのか?
ペレは序盤で他の男性たちとは違ってスウェーデンにダニーが来てくれることを歓迎しているような描写があったり、
ダニーに優しい態度で接したりとダニーを連れていくためにいろいろ画策していました。
ダニーの家族の件をクリスチャンから聞いている描写もあったし、
ダニーの家族が生きていると妹や家族が心配で
ダニーがスウェーデンで来ない可能性があったから自殺に見せかけて殺害したのではないかなと…。
最後まで語られなかったので、本当のことはわかりませんがパンフレットに書いていたりするのかな?
パンフレットは完売していたので買えなかったのですが、
増刷されるようなのでその時に買って読みたいです。
#ミッドサマー
— 全国公開中『ミッドサマー』公式🌻💐☀️ (@midsommarjp) February 24, 2020
劇場で発売しておりますパンフレットですが、大好評を頂き一部劇場で完売となっております。誠にありがとうございます。
ただ今パンフレットの増刷を行なっております。増刷でき次第、随時劇場への納品を予定しております。ご迷惑おかけしますが何卒よろしくお願いいたします。
薬で別の言語が話せるようになるのか?
最後のダンスのシーンで、言葉が通じてる!というのがあったのですが、
薬のせいで他の言語が喋れるようになるなんてことがあるかなと疑問に思いました。
それともほんとはスウェーデン語を話して理解しているわけではなくて、
ニュアンスだったり表情でお互いの思っていることが伝わっているという描写
だったのかなとも思ったりしました。
完全解析ページも見たらもっと楽しい
「ミッドサマー」の公式ホームページには映画を見た後に読んで楽しめる
完全解析ページというのがあります。
PC版だとパスワードが設定されているなど、凝った演出で好感が持てます。
公式ホームページのデザインも凝ってますよね。素敵です。
映画を楽しんだ後、こちらも見てみるとより一層映画の世界にのめり込めると思います。
おわりに
いい意味でも悪い意味でも狂ってる映画だなと思いました。
観終わった後「宗教ってこういうものだよな」というイメージが
ゴリゴリに出ててホラーというよりも
人間ってやっぱり怖いという気持ちが大きかったです。
友達や家族から生贄を差し出すことに全く拒絶感が出ないペレは
普通の人からしたらこいつ狂ってるなとしか言えないですよね。
そんなペレだけどダニーにとっては誕生日に絵をくれたり、
村に連れてきてくれたり、
最後の笑顔につながる道に引き込んでくれた人間でもあって、
憎めない奴って感じです。
絵や芸術作品が好きな身としては、
色彩がなんともいえないくらい綺麗で
着ている服からお花、花冠、建物、部屋の壁の絵など
どれも芸術的でイラストにもちゃんと意味があって素敵でした。
おばあさんの手を切って血を擦り付けたあの石に刻まれている文字のデザインもクールだなと。
最後の花に包まれたダニーの衣装のデザインは正直
「花多すぎない?」と思ってしまったのですが、
もう自由には動けないくらいたくさんのお花で逃げることが出来ないことの
暗示でもあるのかなと思ったりしました。
でももうこれ以上ダニーにとってつらいことってそうそうないんじゃないと
思うのでダニーにとってはHAPPYなエンディングだったのではないかと思います。
この映画はこれで完結なんだろうけど、
また90年後の話が続編で出たりしたら絶対映画館に行って観たいなと思う作品でした。
大きな音で怖がらせる演出が苦手な方でも
ぞくっとするようなホラーが味わていい作品だと思いました。
上でも言ったように序盤の電話がかかってくるシーン以外だと
無茶苦茶爆音で驚かしてくる描写はそんなになかったので、
そういう方でも見られる作品だと思います。
爆音で驚かすことが少ないですが、飛び降りのシーンや、
生贄にされる人達の体の損傷具合は結構グロいので、
グロいのが苦手な方にはあまりおすすめはできないです。