「喰霊-零-」とは?
漫画「喰霊」の前日譚を描いた全12話のアニメです。
キャッチコピーは「愛するものを、愛を信じて殺せるか」です。
漫画を見ていなくても十分楽しめる作品になっています。
原作の漫画「喰霊」の5年前~2年前頃が物語の舞台になっています。
主人公は諌山黄泉(CV:水原薫)と土宮神楽(CV:茅原実里)の2人。
公式サイトの作品紹介
愛するものを、愛を信じて殺せるか
月刊「少年エース」で好評連載中のノンストップ放課後退魔アクション「喰霊」のTVアニメ化――「喰霊-零-(がれい-ぜろ-)」――
憎しみに揺れる魂を目覚めさせたのは誰?
それは――闇の街を彷徨う、哀しみに暮れる迷い人。
運命の絆で繋がれた二人は――――宿命の鎖を断ち切り、悪霊を討つ
引用:STORY/喰霊-零-(GA-REI -zero-)オフィシャルサイト
漫画の方は既に完結済みで、月刊少年エースで連載していました。
こちらは主人公が弐村剣輔となっており、神楽はヒロインとして登場します。
程よいくらいの百合要素
百合具合は人それぞれ感じ方があると思いますが、個人的にめちゃくちゃ丁度いい百合具合だと思いました。
黄泉を姉のように慕っている神楽と、神楽を妹のように守りたいと思っている黄泉の関係性が丁寧に表現されている作品です。
一緒にお風呂に入っていたり、買い物をしたりといった幸せな日常があって、そこに入り込んでくる魔の手に2人は翻弄されます。
ポッキーゲームをするシーンが2回ほどあるのですが、その状況のギャップでこちらまで泣きそうになります。
お互いがどういう風に考えているかわかるというのは、少年漫画とかでよくある刀を合わせたらわかるみたいな表現があると思うんですが、それがこの作品では上手いこと表現されていて、そこもとてもよかったです。
キャラソン挿入歌共に音楽がいい
キャラソンがめちゃくちゃいい曲ばかりです。
曲調もですが、やはり声優さんたちの歌声や歌詞がずば抜けていいと思いました。
キャラの内面を覗けるような歌と歌詞でどの曲も素晴らしいです。
挿入歌も豊富
キャラソンもよかったのですが、挿入歌もこれまた豪華でアニメに合っていて最高でした。
歌っている方々
- 飛蘭
- 美郷あき
- 妖精帝國
- yozuca
アニメの主題歌を歌える方々がゴロゴロ出てきます。
数回しか登場しない挿入歌にこのメンツを集める本気っぷりがすごいです。
中でも最終話の挿入歌「Reincarnation -Last harmony-」は内容と合いすぎてて見ていた時に涙腺が崩壊してました。
原作との温度差で風邪を引く作品でもある
私はアニメを見てから漫画の喰霊を購入して全部読みました。
正直温度差で風邪を引くレベルに雰囲気が違っていて、アニメから見た人は「これ本当に同じ世界?」と思うくらいギャップがあります。
漫画の方もそこまで嫌いというわけではないのですが、シリアスな場面とギャグの場面との空気の差だったり、生死に関してのふわふわ感だったりがちょっと受け入れられなかったです。
シリアスで現実的な雰囲気が好きな人には、漫画の方はもしかしたら合わないかもしれません。逆に登場人物には幸せでいて欲しいという人は、漫画の方が読んでいて楽しいと思います。
アニメから10年の時と経て、「喰霊-萌-」発売
【あらすじ】
黄泉、神楽、冥たちの姉妹愛や確執につながる出逢い。
悪霊を除霊する秘密組織「超自然災害対策室」のメンバーの過去。
全ての始まりである「殺生石」と三途河カズヒロの足取り。
今まで語られることがなかった『喰霊-零-』
そして『喰霊』へと至る起源の物語が、
アニメから10年の時を経て遂に描かれる。
引用:INFORMATION/喰霊-零-(GA-REI -zero-)オフィシャルサイト
「喰霊-零-」から漫画「喰霊」に至る起源の物語が小説で語られています。
アニメのさらに過去が描かれており、「喰霊-零-」を見た後にもっとこの話を読みたい知りたいと思った方におすすめです。
表紙は原作者の瀬川はじめ先生。著者は高山カツヒコさんです。
電子書籍版のみ現在販売されています。
おわりに
今回はアニメ「喰霊-零-」の紹介をしました。
黄泉と神楽の姉妹愛を描いた今作ですが、10年経った今でも観返すことのある作品です。
単体のアニメとしてみても十分面白い作品なので、ぜひ見てみてください。
アニメを見てもっと喰霊にはまりたいと思った方は
電子書籍のみですが、10周年ということで発売された「喰霊-萌-」にも注目です。
制服を着て刀を使って戦う少女が好きな方にも是非見てもらいたい作品でもあります。
興味がわいた方は是非チェックしてみてください。