スケアリーモンスターズ!エンドレスハロウィーンナイト1章感想
今までのイベストの中で一番先が気になる
全体的に面白い掴みになっていて続きが気になる内容でした。
ゴスマリのイベントストーリーでイデアの命がかかっていても、何だか軽い感じに書かれていたことを鑑みると、今回はかなり現代の倫理観に近づいてきたような感じがします。(今回は攫われている人数が多すぎる&対象がイデアではないということもありそうですが、命の扱い方が明らかに変わっているなという印象を受けますね)
今のところ不快感のない笑いの要素
今回は笑いを取る箇所もそこまで変だったり、ズレてたりしておらず、不快感がある笑いが今のところはなかった点もよかったです。
そういえば新入生が200人ということで「大体学園にいるのは600人くらいかな?」という話を前にしたんですが、今回のジャミルの発言的に1年生~3年生は600人ってことでよさそうですね。
ストーリーの目的がしっかりしている
今回は誘拐された生徒を取り返し、ハロウィーンを終わらせるというのが最終目的のようですね。
ちゃんと目的があってそれが1章で明確に描かれているのはとてもいいなと思いました。
- 学園の外へは出られない
- 生徒達が気配もなく誘拐されている
- スマホには電源が入らない
など周囲の状況についての描写も早めに出てきていて「そうはならんやろ」といったツッコミが思わず出る箇所が少ないこともよかったです。説明は大事だと思います。
あとちゃんと魔法を使っているのも嬉しいですね。
輝石の国のアイテムの話も、こういう風に「話の都合上でもストーリー上でも必要だから登場する」的な感じで出してくれれば導入がスムーズで違和感がないですし、世界観の補強や紹介にもなっていてよかったと思います。
まだあるかどうか分かりませんが、国イベントの時もそんな感じに自然にディズニーっぽい要素が出てくるといいですね。3章のアトランティカ記念博物館の辺りとかも自然だったのでそんな感じを期待しています。
先生たちの描写もよかった
先生たちの描写は基本的に普通のイベントではあまり見られないので、見られてよかったですね。
ツイステはヴィランの世界ということですが、先生たちのモチーフはヴィランであるものの、教師として大人としてのキャラ像の方がまず先に出てくるので、実際の性格がどんなものなのかも気になります。一応統一試験の報酬のボイスで情報が少し出てますがもうちょっと知りたいな~という感じです。
「メインストーリー7章、8章とかが終わったらワンチャンカード化して掘り下げられるか?」と去年の7月辺りに思っていた時期もあったのですが、このペースではなさそうなのでそちらは諦めておきます。
個人的にいいなと思ったシーン
トレイ先輩の「全員起きろ!」
トレイ先輩って声を荒げることってまあないんですよね。メインストーリー1章でリドルー!って叫んでた辺りくらいしか覚えがないです。
それに周りや物にきつく当たったりもしない印象がありますよね。
そんなトレイ先輩がドアをバン!と大きめの効果音がつくくらいに音を立てて開けて、「全員起きろ!」という台詞を言う緊迫した展開というのが今までにあまりなかったのでよかったです。
シルバーの冷静さ
シルバーの冷静さというのも今回出てきてよかったです。
セベクはものすごく真っ直ぐで何事にも突っ走り勝ちなところがあるため、冷静なシルバーとバランスの取れた2人なんですよね。
シルバーはセベクよりも年上なこともあってか、セベクの扱いにも慣れているのが見て取れて学園に通う前、茨の谷で一緒に過ごしたこともあったのかな?と感じさせます。
前まではディアソムニア寮の4人は学園に来る前、がっつり住み込みで最初から護衛みたいな感じで一緒にいたのかな?と思っていたのですが、セベクのおめかしバースデーの台詞や家族構成の話的にそんなに住み込みとかで一緒にいたわけではないのかな?という雰囲気も出てきたように思ったので、どれくらいの距離間で茨の谷で過ごしていたのかも気になる点です。
そもそも茨の谷がどれくらい現代まで近づいているのかが気にもなっているんですよね。ツイステって熱砂の国イベント以降、魔法要素以外はもうほぼ現実世界の各国の現代設定がそのまま国の設定と思った方がよさそうな感じがしますし…どうなんでしょうね。
それはそうと前々から思っていたことですが、いつもセベクがシルバーにずけずけきつめの台詞を言ったりもしてますが、シルバーは傷ついたりしている様子がないので沸点がかなり高めで包容力がすごいですね。
セベクはそういう子だと理解していているからと言われればそれまでなんですが、ツイステのディレクションでもよく口にされている、学生らしさみたいなものがあればもうちょっと複雑な気持ちになるんじゃないかな?という感じもします。
シルバー目線にならないとどういうことを考えているのかは分からないことが多いので、そのあたりも寮服がきてパーソナルストーリーで明かされたら嬉しいなと思います。
今回のイベントでの「親父殿の力が信じられないと言うのか?」という台詞選びもこういえばセベクを冷静にすることが出来るとちゃんと理解して言っていそうなのもシルバーのかっこいいところですね。クールで知的な感じが出ていてよかったと思います。
ポムフィオーレ寮生B
11時59分であることを自然にルークに確認させる形で登場。
話の流れが自然でよかったです。
しかもこのポムフィオーレ寮生は自分の肌の調子ではなく、ヴィル様の肌の具合を心配しているというポムフィオーレっぽさ全開のキャラなんですよね。面白いです。
ポムフィオーレのモブ寮生はこういうところが愛される所以なんだろうなと思います。
今回のイベントには出てきてませんが、手袋を拾いたまえ先輩も人気ですよね。
おわりに
今回は「スケアリーモンスターズ!エンドレスハロウィーンナイト」1章の感想でした。
1章の最後の話で見覚えのない景色の場所に飛ばされていたりしたので、そのあたりも気になるストーリーになっているなと思いました。
今回はシルバーのSSRカードが朝日を浴びているような雰囲気のカードだったので、シルバーが結構イベントストーリーに関わってくるのかなと思いました。
2章公開は11月8日16:00からです。先が長いですね…。
個人的にはストーリーがちゃんと面白ければ待てるので、今後も面白いストーリーだといいなと思います。
それはそうと、配布のRセベクのホームボイスがめちゃくちゃかわいいのでぜひ聞いてみてください。
今回相変わらずジャミル周りでブレてるなと感じたところなんですが、ジャミルって気配に敏感なんて設定あったっけ?
ナジュマちゃんに食べ物こっそり取られたりして驚いていたりする描写があったりしてたので、ルーク先輩が何を根拠にこの台詞を言っているのかな?とは思いましたね。
ルーク先輩がそう言ってるだけでジャミルはそんな気配に敏感なわけじゃないという設定ならわかるんですが、そこのところはどうなんだろう?一応この後ジャミルが攻撃を防いでいる描写もあったりで、ん?結局どっちなの?って感じです。
熱砂の国のアリアーブナーリヤのシナリオを書いている人と今回のエンドレスハロウィーンナイトを書いている人が別かもしれないんでなんとも言えないですが、ジャミルに大しての解像度は上がったり下がったりが多すぎてちょっとキャラ設定がブレ過ぎじゃないかな?と感じました。
ディレクションを枢さんが担当していなくても枢さんが弊社と言っていたチームで熱砂の国のイベントは作られていたみたいなので、チェックはしているはずと思うのですが…うーんそこのところどうなんだろうなって感じですね。